Misson8 あの頃の思い出

今から2年前、フリスがまだヴェルゼの軍の士官学校に居たときのこと・・・

「また、フリスに負けたか」
「まあな、一応俺天才だし?」

この時の彼らには夢に、希望にあふれていた

「ここを卒業したら、私もフリスも機兵乗りだな」
「そうだな、同じ隊に配属されたりな」
「どうだろうな、それだったら嬉しいが」

二人は良き親友であり、ライバルでもあった
お互いは競い成長していった

「お~い、フリスにレオル~」

二人を呼ぶ少女が一人、制服から同じ軍の士官学校である

「ラユ、どうしたんだ?」
「ちょっと、教えてほしいところがあるんだけど~」
「あ~、わかったわかったすぐ行く」

ラユと呼ばれた少女はレオルと同じくフリスの同期の一人である
成績は優秀ではあるが、レオルやフリスには一歩及ばない程度

「二人ともいいよね、エリートコース一直線だから」
「ラユだって、成績は優秀じゃないか」
「僕は家系が平民だから、戦場で戦果をあげない限りは出世できないよ」

平民とエリートの差であったのかもしれない
一般家庭に生まれたものがのしあがるにはそれ相応の戦果が必要だった

「そっか・・・、でもラユなら大丈夫だって」
「そうかな?」

ラユは恥ずかしそうに頭をかく

「それで教えてほしいことって?」
「ああ、これのことなんだけど」

仲間と語らう日々は楽しかった
卒業してもこれがずっと続くと思っていた




「どうしてなんだ、フリス」

現実に帰ったレオルはいまだにフリスの裏切りが信じられないでいた

「どうしたの、レオル暗い顔してるよ?」
「ラユか、フリスのことでな・・・」
「えっ、フリス、生きてたの!?」

ラユはフリスが生きていたことに素直に喜ぶ
だが、レオルがフリスのことでなぜ悩んでいるのかがわからなかった

「フリスが私たちを裏切って、ウロボロスのパイロットとして戦っている」
「えっ!!」
「しかも、あのハイシェントに乗っていた」

レオルはラユに自分が見てきたことを素直に話す

「僕、確かめてくる!!」
「待て、ラユ!!出撃許可は出てないぞ!!」
「だって、信じられないんだもん、フリスが敵になるなんて!!」

ラユは静止するレオルを尻目にデッキへと駆けはじめた

「信じられないよ!!みんなで頑張ろうって約束したのに!!」

ラユは急いで格納庫にある自分の機兵に乗り込む

「ラユさん、出撃なんて聞いてないですよ!!」
「いいから出して!!」

ラユは静止する周りの整備員の話も聞かず新型機兵ロウクスで飛び出す

「僕だって、頑張ってやっとフリス達に並んだと思ったのに!!」

ウロボロスへ向けて単機飛び出すラユ
フリスの真意を確かめるべくラユはウロボロスへと向かった
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by meruchan0214 | 2006-08-26 21:37 | 守護機兵 ハイシェント


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