Misson10 それぞれの想い

ラユがウロボロスへと乗り込んだ
元々、明るい性格のラユはフリス以上の速さでウロボロスへと馴染んでいった

「ねえ、フリス」
「ん?」
「ここの人たちって、良い人ばかりだね」
「ああ、そうだな」

最初はやはりどうしても慣れないせいもあるせいか浮いていたが
慣れてくると持ち前の明るさが発揮されていた

「おーいフリス~」

遠くでフリスを呼ぶ声がする

「アコナ、どうしたんだ?」
「ん~、ちょっと話したいことがあるんだけど」
「あ~そうだな、ラユは一人でも大丈夫か?」

フリスがラユに話し掛けるとラユは明らかに不機嫌そうな顔をした

「えー、送ってくれないの?」
「また、今度な」

ラユはしぶしぶと一人で去っていく
去っていく際に一瞬アコナを睨んだようにも見えた

「何なのあの子」
「さあ、それで話ってのは?」
「この前の戦闘の時のさ、データ検証一緒に手伝ってほしいんだけど」

ハイシェントとエルブラストのデータ検証
検証すること自体自分には関係ないとはいえ、自分の搭乗する機兵のことぐらいは分からないといけないとフリスは判断した

「分かった、どこに行けばいい?」
「こっちよ」

アコナは嬉しそうな表情をしながらフリスを連れていく

「どうした、機嫌がいいみたいだけど?」
「別になんでもないよ」

口では何でもないと言っているが、どうみても上機嫌だ
それになんだか少し勝ち誇ったような笑みも見える

「ま、いいか」

フリスはめんどくさくなって考えるのをやめてしまう
機嫌がいいならそれで良いじゃないか
自分は自分ができることをやるべきだけだと思っていた
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by meruchan0214 | 2006-09-01 23:07 | 守護機兵 ハイシェント


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