Misson12 ひとつじゃない

ビーッ!!ビーッ!!

警報音がウロボロスの内部に響き渡る
何度聞いてもいいものではないが、緊急なのだからしょうがない

「リシェルさん!!いつもと識別反応が違います!!」
「何ですって・・・」

現実問題、今戦争状態に入っていたのはヴェルゼ国だけのはずであった
それがいつもと違う反応を示していたのだ

「機兵照合・・・アースラインの機兵です!!」

アースライン、人間が宇宙に上がった後地球に残ったもの達の連合組織であった
ヴェルゼとは敵対関係にあったが、ウロボロスとの関係も決して良いものとは言えなかった

「型式はムゲンと戦艦ムサシ級ですね」
「アースラインの主力機兵か、本気でここを落とすつもりらしいわね」

リシェルは各隊に命じ、出撃するよう命令を下す
ヴェルゼだけでも大変なのに、このうえアースラインをも相手にしなくてはいけない
それだけでも今まで以上の過酷な戦いは余儀なくされる

「アコナ、フリスさん、ラユさん、三人ともお願いね」
「了解」
「分かりました」
「はい」

3人はそれぞれの機兵に乗り込み出撃する

「グラルディ、いくよ」
「ヴェルゼの新型機ね・・・、あそこもよくやると思うわ」
「まあ、今はその新型機がこっちの戦力でありがたいけどな」

3人はアースラインの機兵隊へと向かっていく

ヒュン!!
ドガアアアアアァァァン!!

フリス達は慣れた操縦で次々と機兵を破壊していく

「いっけえええ!!」

ハイシェントのプラズマカノンから放射される砲弾が敵を貫き
エルブラストはその爪と牙で装甲を突き破る
グラルディは目立った特長こそないものの、安定した戦いを見せていた

「ふふん、まだまだ私達の相手じゃないね」
「アコナ、油断してるとやられるぞ」
「そうそう、弾は前から飛んでくるとは限らないよ?」

お互いをフォローしあうことにより、その人間の100%の力を発揮している
そういった意味では、この3人はとてもコンビネーションは良かった

「レオルも居てくれればよかったんだけどね・・・」

ラユが漏らす一言に少しの間静寂の時間が訪れた

「説得するさ、俺がしてみせる」
「それもいいけど、今は目の前の敵に集中しなよ、落とされたら元も子もないでしょ」

フリス達の駆る機兵は恐ろしいまでの戦果を挙げていた
アースラインの機兵達は予想以上の防衛だったのか少しずつ軍を引いていく

「やれやれ、何とか守りきったな」
「そうだね、でもこれからはアースラインとも戦闘になるんだね」
「まったく、地球の奴等は何を考えているのかしら」

それぞれの事情が絡み合い、戦争はさらに深みへと入っていく
まだ、戦争はこれからもっと激化していくのだ
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by meruchan0214 | 2006-09-05 00:11 | 守護機兵 ハイシェント


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