Misson18 平和な一瞬

ウロボロスの大半を占めている居住区
ここには様々なものが存在する
森や湖などの自然物、商店街やオフィスなどの建物
動物や住んでいる人、実に多種多様である

久しぶりの休日をもらったフリスは現在アコナと公園を歩いていた

「本当にここって、自然があって、凄いよな」
「地球とほぼ変わらない環境だって、リシェルさんは言っていたけど」

のんびりと歩く二人、ゆったりとしたときが流れている

「そういえば、ヴェルゼってこういうのはあるの?」
「ドームの中だけどな、あるよ」
「ふ~ん」

お互いがお互いの知らない部分を聞きあう
今はただこうしていることが、彼らにとっては楽しい事であった

「お~いフリス~」

遠くからフリスを呼ぶラユ、振り向いたフリスに走って近づいてきた

「ねえ、フリス、どっか遊びに行こうよ」

まるで居ないかのようにアコナを無視してフリスを誘う

「いや、今アコナと一緒だしなあ」
「あら、別に私は構わないわよ」

言葉がとても刺々しい、表情は笑ってはいるものの明らかに怒っている
戦闘時はコンビネーションは抜群なのだが、なぜいつも仲が悪いのかが不明であった

「ね~、フリス、遊ぼうよ~」
「分かった、三人でな、三人で」
「エー」

明らかに不満そうな声を出すラユ
それほどまでにアコナと一緒にいるのが嫌なのか

「フリスさん、私は構いませんから、行ってきたらどうですか?」
「いや、そういうわけにもいかないだろ、約束だったし」

あちらを立てればこちらが立たず
フリスはかなり微妙な立場におかれている

「あら、三人ともどうしたの?」

フリスにはリシェルがまるで神のように思えた
リシェルならこの場を収集してくれる、そう確信した

「三人で遊び行く事になったんですけど、リシェルさんもどうですか?」
「ん~・・・、そうね~二人がいいなら、私はいいけど」

ちらりとリシェルはアコナとラユを見る
二人はさっきまでケンカをしていたのが嘘みたいに萎縮していた

「私はいいですよ、ねえラユ」
「うんうん、一緒に行きましょう、行きましょう」

流石、リシェルの人望というべきだろうか、単純に怒らせたら後が怖いのもあるかもしれない
結局、4人で束の間の休息を楽しむ事となった

「色々、大変ねフリスさんも」

リシェルの言った言葉がフリスには理解できなかったが
彼女はただ平和そうな笑顔で見ていた
[PR]
by meruchan0214 | 2006-09-14 00:41 | 守護機兵 ハイシェント


<< 封魔烈片5 6輪 心のプライド >>