Misson19 新型開発

急速に進められる新型機兵の開発
生き残るには仕方が無い事である

「フルゲストは分かりますけど・・・これは?」

フリスが疑問に思ったのはフルゲストではない
何かのパーツのようなものであった

「これは、ハイシェント用の換装用のパーツです」

ハイシェントは元々小型に作ってある
サイズは今までの機兵のおよそ半分、それ故に多少武装パーツを追加してもそこまで大型にはならないのだ

「機動力は落ちないんですかね?」
「どのパーツも追加のブースターがついていますから、機動力の減少などはないはずです」
「そっか、武装が追加される以外に特に変更点はないんですね」

武装が増えるという事はそれだけ選択肢が増えるという事
相手にも攻撃が読まれづらくはなる、だが逆を言えばそれを使いこなさなければいけない

「外部強化パーツなので、装甲もアップするはずですよ」
「ふ~ん」

ヴェルゼもどんどんと新型機兵を開発してくる
地球連合のアースラインもこれから更に機兵開発に力を入れてくるだろう

「この戦争はいつ終わるんですかね・・・」

フリスは一番の疑問をリシェルに投げかけた
彼女はそれについては流石に悩んでいるようであった

「そうね、3つの勢力の考え方が変わらない限り終わらないでしょうね」
「リシェルさんは平気なのですか?」
「戦争を続けるという事に?」
「それもありますが・・・」

フリスはこの前聞いてしまった事、後およそ3年くらいしかリシェルのボディはもちそうにないということを遠まわしに含んでいた

「何とか1年以内には終わらせてみせますよ、名司令官リシェルにかけてね」

リシェルは強気の態度を見せる
自分が動くうちにこの戦争を終わらせるつもりなのだろう
どういう手段かは分からない
だけれども、皆の幸せを一番に考えているリシェル
必ず期待には答えてくれる、そうフリスは信じている

「次の戦闘までにはフルゲストを戦場に投入できると思うわ」
「そうですか、これで戦況は5分に戻りますね」
「ヴェルゼとはね、最近アースラインが大人しいのが少し気になるけど」

3すくみとはよく言ったものでいまはお互いの緊張が続いているという感じ
基本的にはヴェルゼとの戦闘が多いウロボロスではあるが
アースラインと戦争をしていないわけではない

「このまま、ヴェルゼとの決着がつくまで待っててくれればいいのだけれどね」

リシェルは苦笑気味に笑う

「フリスさんも今日は休んでください」
「あ、はい、分かりました」

フリスは開発室を出て行く
残ったリシェルはただ一人新型機兵の開発を見ていた
[PR]
by meruchan0214 | 2006-09-14 23:29 | 守護機兵 ハイシェント


<< Misson20 光の導き 仕事についての独り言 >>