Misson24 憧れ

アースラインの兵士であるはずのジョニカの部隊
ウロボロスへと寝返り、いまブリッジへと集められていた
この部隊のリーダーであるジョニカはおおよそ40台前半といったところか
顔はきつめではあるが、どこか頼りがいがある、そんな雰囲気だった

「ジョニカ隊、ウロボロスに着任したいのですが」
「アースラインとも戦う事になるのよ?」
「構いません、私達は私達の信念の為に戦っています」

どういった経緯があってウロボロスに来たのかは分からない
本気で自分達の国と戦うつもりはあるというこは感じ取れた

「ふぅ、昔からそういうところは変わらないのね」
「リシェル様に教えていただきましたからね」

リシェルとジョニカは知り合いのようであった
見かけは明らかにリシェルの方が年下であるが、ジェニカはリシェルに対して敬語を使っている

「でも、もう30年前の話じゃない」
「リシェル様達がいなければ今の私はありませんでしたよ」

30年も前の話、フリスがまだ生まれる前の話だ
リシェルはアンドロイドの為、30年といっても不思議はないのだが

「リシェルさんって、昔地球に居たんだな」
「そうでしょ、私達だって元々は地球に居たんだから」
「それもそうか」

アコナとひそひそ話をしている
だが、30年経ってなおリシェルを慕うその気持ちがすごいと思う
それだけ、リシェルが彼女の中で大きいのだろう

「ジョニカ、よろしく頼むわね」
「任せてください」

リシェルがよろしく頼むと、ジョニカは嬉しそうに返事をする
それは憧れの人と一緒に戦えるという喜びからなのだろうか
彼女の目には爛々と輝いて見えた

「ジョニカの隊の方達の部屋はすぐご用意します」
「ありがとうございます」

ジョニカは深々とリシェルに頭を下げるとブリッジを出て行った

「リシェルさん、彼女は?」
「あの子はね・・・って、もうそんな年でもないか、私がまだ地球とここを行き来していたころの、教え子みたいなものかな」
「教え子・・・」
「そう、まさか機兵乗りになっているとは思わなかったけどね」
「へぇ~」

色々と謎の多い女性、リシェルだが昔話をしているときの彼女はどこか懐かしさを思い出しているようで、とても優しい顔だ
地球で何があったかは分からないが、とても懐かしそうだった

「そっか、もう30年も経つのか」
「その割には年取ってるようには見えませんけどね」
「あはは、まあ私の年齢はおいといて、彼女達とも仲良くやってね」
「分かりました」

ジョニカが悪い女性ではないのはブリッジで嬉しそうに話している彼女を見ていれば分かった
きっとうまくやっていける、生まれは違っても自分達は同じ人間なのだから
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by meruchan0214 | 2006-09-19 11:41 | 守護機兵 ハイシェント


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