Misson 44 全てを背負う

ウロボロスはヴェルゼに向けて発進した
いつまでも待っているわけにはいかない、こちらから攻めることになった

「リシェルさん、本当にいけるのですか?」
「戦力的には問題ないわ、あるとすれば・・・」

リシェルはそれ以上は言わなかったがフリスは言いたいことは分かった
あの巨大な兵器を破壊しない事にはウロボロスに勝ち目は無い

「どうするつもりなんですか?」

フリスはリシェルに尋ねる、何も考えなしで突っ込むとは思えない

「グランデイズを使います」
「あの地球から持ってきた機兵ですか?」

グランデイズを使うとはいっても、たった一機の機兵でなんとかできるものなのだろうか
性能は確かに高いが、ハイシェントやエルブラストとほぼ互角ぐらいだ

「砲身を詰めてしまえば、撃てませんからね」
「グランデイズで砲身を塞ぐということですか」
「ええ、砲身を詰めてしまえば無理矢理撃とうとすれば暴発しますからね」

理には適っているだが、砲身を詰めるとしてもグランデイズ一機でそれが可能なのかも疑問だ
それにグランデイズに乗るパイロットは死を予告しているようなものだ

「あれは私が遠隔でも操作できるよう設計されています」
「なるほど、無人のグランデイズで突っ込むわけですね」
「その通りです」

フリスはそれを聞いてなるほどと頷く

「ですが、遠隔なのでどうしても実際に乗るよりは反応が鈍くなります、ですので・・・」
「わかりました、道を開かせるのは任せてください」
「お願いします」

リシェルはフリスに頭を深く下げる

「それでは、お願いいたしますね」

フリスは格納庫へと行き、ハイシェントへ乗り込む

「レオル、ラユ、アコナ、行くぞ」
「分かってる」
「任せて」
「エルブラスト、行くよ!!」

フリス達はウロボロスから発進する

「ジョニカさん、他の方々は任せました!!」
「あいよ、任せておきな、ヴェルゼの巨大兵器は任せたよ」
「はい!!」

ハイシェント、エルブラスト、グラルディ、アルオルスはグランデイズを守るよう移動する

「一撃目は必ず飛んでくるから、それはウロボロスのバリアで防ぎます」

リシェルの通信が聞こえる

「分かりました」
「二発目の充填が終わる前にグランデイズが砲身を塞げるようにお願いします」

戦況を大きく揺るがす戦いが今始まろうとしている
フリス達はあの巨大兵器を落とさない限り勝ち目は無い
だから、なんとしてでもこの作戦は成功させなければいけなかった
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by meruchan0214 | 2006-10-10 23:38 | 守護機兵 ハイシェント


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