<   2006年 12月 ( 32 )   > この月の画像一覧

地元に戻ってきた事についての独り言

仕事の都合で地元に戻ってきました
転職ではなくて、転勤です
ちなみにこの時間に更新なのはまだ帰ってきたばかりです

12月29日11時30分頃に愛知県を出発
12月30日4時00分頃に自宅に到着といった流れです

家に帰ってやったことは・・・

冷蔵庫漁り・・・(だっておなか空いたんだもん)

愛知県と長野県はやっぱり違いますね
空気に触れると、ああ、帰ってきたんだって思いました

本当はもっと愛知県に居る予定でしたが、色々な急な予定で約半年での帰還になりました
更新はいつもと変わらないマッタリ更新ですのでよろしくお願いいたします
[PR]
by meruchan0214 | 2006-12-30 05:47 | 独り言

堕ちた天使 1

「朝子、もう起きないと学校に遅刻しますよ」

真宮夕子は妹の朝子をいつものように起こす
茶髪に近い髪が、サラサラとなびいている

「う~ん、もうちょっと・・・」

朝子は布団に包まったまま、出てこようとはしない冬で寒いのは分かるがいつまでも寝かせている訳にはいかなかった

「ほら、しっかり起きて」
「ふぁ~い」

何度もゆすられその体をゆっくりと起き上がらせる
朝子の頭は寝癖でボサボサになっていた

「朝食の準備はできてるから、早く顔を洗ってきなさい」
「は~い」

朝子は夕子に言われるがままに洗面所へと向かう
夕子はやれやれといった顔をしながらも、優しい眼差しで朝子を見ている

夕子は数年前に地上に降りてきた天使・・・妖である
元々は地上を粛清するために神から遣わされた存在であった
だが、真宮朝子の両親に出会い、朝子達とも心を通わせる事で人間が好きになっていった
何時の頃からか、夕子は人間達のために戦うようになっていた
真宮夫妻の養女になり、死別した後は一人で朝子の面倒を見ていた

「お姉ちゃん、洗ってきたよ~」
「はい、それじゃあご飯を食べましょう」
「うん!!」

朝子は嬉しそうに椅子に座る、それの対面するように夕子も席へ着いた
真宮夫妻が事故に巻き込まれたのが二年前の話
死んだ時はお互いにどうしていいか分からなかったが、今では何とかやっていけている

「お姉ちゃん、今日アルバイトあるんでしょ」
「ええ、だからいい子にしてるのよ?」
「大丈夫、任せてよ!!」

夕子はリトルガーデンと言う喫茶店でアルバイトをしていた
アルバイトとは口ばかりで、実際は妖に関する何でもやのようなことであった
確かに喫茶店の業務はしているが、妖に関わる仕事の方が多い

「さ、そろそろ学校に行きますよ」
「うん!!」

夕子と朝子は二人そろってマンションを出る
二人でマンションで暮らしているのは夕子がリトルガーデンで働いているお陰であった
妖の仕事を一回こなすだけで何百万、多い時で何千万という大金が手に入る
お金で全てが解決する訳ではないが、朝子を養ったりするにはお金が必要だった

「いつまで続けていられるかしら・・・」

夕子は一人呟いた、元々は地上を粛清するために遣わされた存在
それは人間とて例外ではない、今はまだ粛清するべき妖を倒している
しかし、いつ神の矛先が人間に向くかは分からない

「私は・・・」

夕子はどちらを取るべきか決められなかった
信仰を取るか、家族を取るべきか
どうせならば、ずっとこのまま続けばいいと思っていた
そうすればこんなことを気にしないで朝子と暮らすことができる

「夕子っち、どしたん?」

クラスメートが話し掛けてきたところで我に帰った
深く考え込むのは夕子の悪い癖だった

『隆泰さんにも余り深く考えるなとは言われてるけど・・・』

気になるものはしょうがない、不安ばかりが溜まっていく
自分の道をどう進むべきかまだ見えないでいた
[PR]
by meruchan0214 | 2006-12-30 05:37 | 短編小説

堕ちた天使登場人物

堕ちた天使 登場人物

真宮 夕子 (まみや ゆうこ) ♀ 18歳?

本編の主人公で、人間ではなく妖である。元々は人間の粛清の為に降りてきたのだが、人間に触れ好きになってしまったために、そのまま人間たちを護ることを決意した。
義妹がおり、とても大事にしているが妹は夕子の妖の姿を知らない。
非常に他人思いで優しい性格である

真宮 朝子 (まみや あさこ) ♀ 11歳

夕子の義妹である、両親は既に他界しており夕子と朝子の二人暮しである。
姉のことを慕っており、時には異常とも思えるくらいの夕子への執着を見せる
妖の事は一切知らず、夕子が妖であるということも知らない、知っているのは夕子がリトルガーデンで働いているということのみである

*このお話は妖の調べ、リトルガーデンに登場した真宮夕子を主人公としたお話です
物語の途中でこれらの作品に出てきた登場人物が出ます、合わせて読んでいただけたら
  と思います
[PR]
by meruchan0214 | 2006-12-30 05:17 | 短編小説

36陣 日常 変化

リーシェ達は監視下ということで、竜哉達と同じ街で暮らし始めた
もちろん、自衛隊NATSの息がかかっている場所である

「おはようございます、竜哉さん」
「あ、おはようございます」

リーシェはここで生活した事があるのか、非常に慣れているみたいだった

「ナイーズやレドンをよろしくお願いいたしますね」
「あ、ああ、こちらこそ」

DEPSである、レドンやナイーズも今はリーシェと共に暮らしている
人に化ける術を持っている、彼等は竜哉と同じ高校に通っている

「でも、学校に行ったりしても平気なんですか・・・?」
「竜哉君の心配する事は分かるけど、相手もそう表立っては動けないのよ」

竜哉の心配している事はレドンやナイーズ、果てはルピナまで学校に通っている
その道中で襲われる可能性がないとも言い切れなかった

「まあ、街中でいきなり襲ってくるということはないと思うわ、大型のDEPSを除いてね」

L&Cという組織が一体どういう組織なのかはまだ分かってはいない
ただ、自分達の敵であるということだけが分かっている

「おはよ、竜哉君」
「あ、棗さん、おはよう」

普通じゃない日常が当たり前になってきている
自分が特別な存在であるということを実感してしまう
ただ、今普段の日常は大事にしていきたい、レドンやナイーズにも分かってもらいたかった

「今日、NATSまでいい?」
「ああ、大丈夫」

軍所属ではないが、軍関係者と同じような待遇
ハイシェントに出会ったときから始まった
既にそちらのほうが自分に取っては日常になってしまう

「学校の授業に追いつくのが大変だな」
「そう?」
「棗さんは平気なの?」
「うん、特に苦労したことはないよ」

できれば今このような時がずっと続いてほしいと思っている
戦いなんて無ければ良い、それが一番良いのだ

ピーッ、ピーッ!!

「ふぅ・・・、またか」
「今日こそ普通の学校生活ができると思ってたのに」

街を護るのが第一優先、それは分かっている
しかし、その為に平凡という平和を犠牲にしているのだ
[PR]
by meruchan0214 | 2006-12-28 23:28 | 竜の翼 ハイシェント

35陣 新たな 希望

NATSへと案内されたリーシェたち
そこには室長を始めとする、自衛隊のNATSの人間が集まっていた

「君がリーシェ君か・・・」
「ええ、色々聞きたい事はあるでしょうが」
「DEPSをどのように作ったのかは、今は聞かないでおきましょう」

リーシェにDEPSの事を聞く以上に大切な事がある
NATSですら存在を知らなかった組織L&Cその事を聞くのが優先であった

「私たちのようなこの世界でない者達による、世界の支配を考えている組織、それがL&Cです」
「何故、そんなことを・・・?」
「力があれば、力無い者を無理やり屈しさせることができるでしょう」

確かにリーシェやメルなどは同じ人間ではあるが力がぜんぜん違う
VACGがあるから戦えるが生身では全く歯が立たないだろう

「DEPSはこの世界に生きる者達に無理やり私たちの力をつけた存在です」
「L&Cはそれを利用して、力で支配しようとしているのか・・・」
「私達はリーシェ様に力を授けてもらった、けれどそれだけじゃあないのです」

ナイーズも付け加えるように話す
リーシェは決して悪意があって、DEPSを作ったのではないのだ

「私が裏切った事で、本格的にL&Cは活動を開始するでしょう、自分達が表舞台に立つことになってもね」

今まではリーシェという隠れ蓑が居たが、今度はそうもいかない
言うなればこれからが本当の戦いになる

「分かった、君たちの話は嘘だとは思わないが、しばらくは監視をつけさせてもらう」
「分かりました」

室長はそれだけ言うと部屋から出ていく、後に残ったのはいつものメンバーであった

「リーシェさんやルピナちゃんはいいとしても、ナイーズやレドンはどうするの?」

もっともな疑問が棗からでた
人間と同じ大きさになれるといっても、姿が根本的に違う
人間社会で暮らすには無理がある

「それなら大丈夫だ」

そう言うと、レドンとナイーズは完全な人間の姿へと擬態した
外見は竜哉達とそう変わらないように見える

「これなら、一緒にいても大丈夫だろ」
「大丈夫だろって、まあ、いいか・・・」

確かに人間の姿をしているから問題はない
しかし、自分達と同じ年齢くらいというのが気になった

「これから、竜哉君たちと同じ学校に行くからよろしくね」

やっぱり、竜哉はそう思った、まあ一箇所に居たほうが都合がいいのだろう
この際何も言わないことにした

敵は大きいかもしれないが、仲間が居る限りは負けはしない
自分達が戦う、そして全てを護りきるのだ
[PR]
by meruchan0214 | 2006-12-26 23:45 | 竜の翼 ハイシェント

34陣 本当の 使命

メルがルピナを連れてくるまではそう時間はかからなかった
ルピナを連れてきたときはまだ竜哉達は戦っている最中であった

「あれは・・・メル!!」
「良かった、ルピナ・・・」

ルピナが無事だということをリーシェは確認すると、リーシェ自ら戦いをやめる
戦う理由がなくなった、それだけだ

「ママ!!」

ルピナはリーシェに駆け寄っていき、リーシェも全てを狩る者から降りてきた

「ごめんね、ルピナ」

リーシェはルピナを抱きしめた、やりたくないことをやらされることももうないのだ
戦う必要のなくなった竜哉や棗もVACGから降りてきた

「もう、戦う必要はないですよね」
「そうね、私にはルピナが戻ってきたそれで十分」

リーシェは本当に嬉しそうにルピナを抱きかかえている
ルピナもリーシェの傍から離れようとしない
それを見守るようにレドンとナイーズも一緒に居る

「貴方達もありがとうね」
「いえ、リーシェ様の事を思えばこれくらい何ともないです」

ナイーズは照れながらも嬉しそうにしている、DEPSとはいえその辺りは人間とそう変わらないように思える

「でも、まだ脅威がなくなったわけではないんですよね」

棗が喋る、確かにリーシェとはもう戦う必要はない、しかし、リーシェの娘、ルピナをさらった張本人、L&Cがまだ残っている
それを考えるとまだまだ竜哉達の仕事が終わった訳ではない

「とにかく、一旦NATSまで戻ろうよ」

メルの提案に誰も反論することはない
ココに居る皆はこの世界の人間、そうでないもの、DEPS,様々な種族が存在する
だが、彼らは仲間であるのだ

どんな脅威が来ようとも、彼らは戦うことができる

「私達も協力するからね」

リーシェのありがたい申し出、一人であれだけ戦える人間
それにレドンやナイーズも一緒に協力してくれる

「ま、メルならやってくれるとは思っていたよ」
「当たり前じゃない、私は現守護者だからね」

メルとダリアが楽しそうに話していた
今はただ皆無事だと言うことを確かめ合おう
戦う必要はない、分かりあえているのだから
[PR]
by meruchan0214 | 2006-12-25 23:50 | 竜の翼 ハイシェント

第2回 カナシミノウタ

節田 陽子(以下 陽)「皆さん、こんばんわ~」

木陰 林(以下 林)「第2回はカナシミノウタについてです」

陽「カナシミノウタはここの2作目にアップされました」

林「妖の調べを書いてる途中でアップされ始めたのよね」

陽「話数は全部の中でも短いですが・・・」

林「その分1話ずつは、他の作品に比べてやや長くなってるのよね」

陽「ここが始まっての初めての戦争モノです」

林「というわけで、前回の宣言どおり、今日はゲストさんに来ていただいています」

陽「それでは今回のゲストはこの方です!!」

大石 武(以下 大)「どうも、自分は大石武(おおいしたける)と言います」

林「カナシミノウタから大石さんが来てくださいました」

大「自分がこんな場所に来ると言うのは恐縮ですが」

陽「大丈夫ですって、私たちも何でココに居るのか分かりませんから」

林「陽子ちゃん、一応私達は司会だからね・・・」

大「それで自分は何をすれば、いいですか?」

陽「ああ、そうでした、そうでした、実際どうなんですかね?」

林「どうなんですかねって、それじゃあ質問になってないでしょ!!」

大「戦争は悲しみしか生まないことだけは知ってほしいですね」

林「そうそう、私の住んでいた地域も大変だったんだから」

陽「あ、林さんも戦争体験者でしたっけ」

大「そうなんですか?」

林「まあね、あの頃は私も若かったなあ・・・」

陽「若かったって、60年でしょ、林さんって400歳だったんじゃ?」

大「えっ?」

林「60年も前じゃない、いいじゃない、言わせてくれても」

大「400歳って、そんな様にはとても見えないです」

林「そう、やっぱりぃ?」

陽「妖なんだもん、当たり前じゃん」(ぼそっ)

林「陽子ちゃん?」(にっこり)

陽「い、いえ!!何でもないです!!」

大『二人ともどうしたんだろう・・・』

陽「と、とにかくですね、カナシミノウタを始めとする戦争モノですが、中の人自身も言っている事  で戦争というものの悲しさを伝えたいということで書いているみたいです」

大「そうですね、ルティさんやティリカちゃんが倒れた時は本当に辛かった」

林「ソフトにする為にファンタジーみたいなようになっていますが、実際はもっと辛いです」

大「比較的被害の少ない自分達ですら、辛いのですから、当時の人たちの辛さは計り知れない  ですね」

陽「まあ、これによって少しでも戦争の事を考えてくれたらと中の人は言ってました」

林「それじゃあ、大石さん、最後に一言お願いします」

大「これは沖縄の戦争を元にして作られています、少しでも戦争の事を知って、こんな悲しいこ  とは起こしてはいけないと認識してもらいたいですね」

陽「それでは、第2回はカナシミノウタでした」

林「第3回もお楽しみに!!」
[PR]
by meruchan0214 | 2006-12-25 00:16 | コラム

33陣 娘 救出

ビルの中を颯爽と駆け抜けるメル・クローバー
それはまるで風のように何者にも邪魔されず、走り抜けていく

「近づいてきてる・・・」

メルはリーシェの娘の存在をはっきりと感じ取ってきていた

ビーッ!!ビーッ!!

辺りにけたたましい警報が鳴り響く、侵入したメルに対しての警報
それに構うことなく走り続ける

「邪魔!!」

たち塞がる人間のようなもの達を蹴散らしながら走る
人間ではないと分かっているのか、メルの攻撃は容赦ない
まるでゴミを掃除するかのようにメルは突き進んでいく

「ここね!!」

中からははっきりとリーシェの娘の気配を感じる
メルは力任せに扉を破壊すると中に入った

「誰・・・・?」

急に扉がこじ開けられ、中に入ってくる人間に驚く少女

「ルピナちゃん!!」

ルピナは中に入ってきたのが知っている人間だと分かると嬉しそうな表情を全身で表した

「メルさん!!」

今まで寂しかったのか、ルピナはメルに抱きついた
しかし、ここはまだ敵の真っ只中、感傷に浸っている暇はない

「さあ、ここからでるよ!!」
「うん!!」

メルはルピナを連れて地上を目指す
辺りに鳴り響く警報、脱出しようとするメル達を逃がすまいと大量のDEPSが襲い掛かってくる
倒しても倒しても数が減らない、むしろ数が増えているようにも思えてしまう

「流石に簡単には逃がしてくれないか・・・」

自分一人なら突っ込んでいけばいいだけであるが、ルピナも一緒だ
ルピナはまだ生まれて間もない、潜在能力は高いが、それを使える術を知らないのだ
どうしてもルピナを庇いながら先へ進もうとなると、積極的にはなれない

「こっち!!」

声がした方向のDEPSが一気に蹴散らされる
そこにはナイーズとレドンの姿が確認できた

「貴方達は・・・、感謝する!!」

ナイーズとレドンはL&Cの仲間ではない、リーシェを慕っている
それゆえに一瞬で信用できると判断した

二人の導きによって、メルはルピナを連れてビルを脱出することに成功した
相手の土俵さえ出てしまえばこちらのモノである
そうなったらメルを止めることはできなかった

「さあ、早く皆に・・・リーシェに知らせないと!!」
「ご案内します、急ぎましょう」

メル達は竜哉達が居る場所へと向かった
これ以上戦う理由がなくなった、ルピナを取り戻したのだから
[PR]
by meruchan0214 | 2006-12-23 23:36 | 竜の翼 ハイシェント

アーツの章 1輪 出陣

「マヤ、そろそろ行こう」
「ええ、いつでも準備はできていますよ」

アーツとマヤは出陣の準備をしていた
徐々に激しくなってきている魔族に対してこちらから討ってでるということだ

「アーツ、絶対に無理はしないでね」
「マヤこそ危険だったらすぐ逃げるんだぞ」

アーツは出撃する隊の隊長として、マヤはそれを援護する救護隊の一人としてここを出る
何時終わるかも分からない戦いになるだろう、だが後悔はしていない

「よし、行こうか」
「はい」

出陣の朝、タキルやハクガ達が見送りに来てくれていた

「よ、いよいよアーツも出陣か」
「タキル、ハクガ、君達のお陰で僕もここまで強くなれたよ」
「ライバルがいてこそ伸びるということもあるからな」

数ヶ月一緒に仕事をして既に掛け替えのない仲間になっていた

「俺たちも俺たちなりに魔族は追うから、アーツ負けるなよ!!」
「ああ、二人ともな」

アーツ、タキル、ハクガの三人はそれぞれ手を組んだ
お互いが負けないようにまた再び再開を信じているのだ

「アーツさん、頑張ってくださいね」
「助けがほしかったらいつでも呼んでね」

ルティやティリカも笑って見送ってくれる

「アーツさん、国を代表としてお願いします、必ず生きて帰ってきてください」
「もったいない言葉です」

王女として、アーツに言葉をかけるアーシャ
自分達には仲間がいる、それだけでもこの戦いに行く理由がある

「それでは、アーツ・ストリウグス、魔族討伐のために出撃します」

こうしてアーツは魔族を倒すために隊を率いて旅にでた
いつか平和をつかめる日を信じながら
[PR]
by meruchan0214 | 2006-12-22 23:07 | 架空世界[フリトアネイス]

32陣 輝く 未来

リーシェの強さは圧倒的だ
VACGの強さは互角のはず、乗っている人間の格が違うのだ

「どうしたの、折角のVACGが泣いてるわよ」
「くっ・・・」

彼女の本心かは彼女にしか分からない
戦いたくはないはずだ、でも今の彼女は自分達の前に立ちはだかる最強の敵だ

ハイシェントの爪が空を切り、エレストリカのサイコブラスターも見切られる
ダリアのソルレオンの攻撃もダリアが完全に慣れてないせいか、リーシェに当たる事はない

「貴方達の力はこんなものではないでしょう、もっと本気でかかってきなさい!!」

リーシェの全てを狩る者が攻撃を仕掛けてくる、攻撃を避けても受けてもリーシェはその先を見据えていたかのように動く先に存在する

「リーシェ・・・、もしかして・・・」

ダリアはなんとなくであるがリーシェの意図に気づいたようである

「二人とも、周りは気にしないで思いっきりやりなさい」
「思いっきりって・・・、何で・・・」
「そうよ、街が壊れちゃう」
「そんなこと言っても、リーシェに壊されるのも同じでしょ」

確かにダリアの言うとおりだ、結局壊れてしまうのであれば自分で壊すのも変わらないのかもしれない
幸い、住民は全て避難は完了している

「分かった・・・」

竜哉は自分の精神を集中させる、体の奥から力が沸き上がるのを感じる
不思議と傍にダリアが居るせいかいつもよりも力が沸き出ている気がする

「お互い干渉している結果かな」

ダリアも同じ感覚のようである
棗も自分の精神力を最大限まで高めていた

「そうそう、そうこなくちゃ」

本気で戦う、街がとか言っている場合ではない
とにかくリーシェには負けられないのだ、例えリーシェも戦いを望んでいなかったとしても敵として立ちはだかる以上は負けられない
しかし、リーシェは本気を出したことに嬉しそうに微笑む

「まったく、世話のかかる子達なんだから・・・」

リーシェは微笑みながら呟くと、すぐに気を引き締めた表情になる

「メルが見つけてくれるまでは、この子達の力を引き出させてあげるか・・・」

リーシェは竜哉達のやっていることを全て理解していた
自分のためにやってくれているということも、自分がこういう形でしか竜哉達に修行をしてあげられないということも

「ナイーズ、レドン、メルをちゃんと援護してあげてね」

リーシェはそれだけ言うと、本気になった竜哉達と対面する

「さあ、楽しませて頂戴!!」

竜哉達とリーシェの本気の戦い
先ほどとは違う、もっと激しくまわりの被害も顧みない戦いだ

「うぉぉぉぉぉぉ!!」

激しい戦いはまだまだ終わりそうにもない
どれだけかかるかは分からない、決着は何時つくのだろうか
[PR]
by meruchan0214 | 2006-12-22 22:49 | 竜の翼 ハイシェント