5.5、心配するモノ

廃工場からやや離れた場所にある一軒家
ここから、廃工場の様子を伺う者達が居た

「林さんなら上手くやってくれるとは思うが…」
「お優しい方ですからね、大丈夫ですよ」

部屋の中にいるのは2人の男女
男は林に依頼を頼んだ、平林 隆泰であった

「店長、何で御自身で行かれなかったのですか?そうしたら、わざわざここで様子を見ることもなかったと思いますが…」

女が尋ねると、隆泰は手厳しいなという表情を浮かべる

「それは、俺が説得するのがめんどくさいからだよ、夕子君」

夕子と呼ばれた女性は少し微笑む

「冗談がお上手ですね、でも、私も林さんに頼んだ事は良いことだと思いますよ」
「ははは、何でもお見通しってわけか」

二人の間に少し笑いが起こる

「ん?」

隆泰の表情が一瞬変わる

「決着がついたみたいだな」
「そうみたいですね」
「林さんの圧勝か…まあ、当然の結果だろうな」

こうなることは予測済みだったらしく、さも当然という表情を浮かべる

「林さんは妖の中でもトップクラスの実力の持ち主ですから、つい2,3日前まで人間だった彼女では、勝ち目がないのは当たり前だと思います」

夕子も淡々とした口調で話す

「ま、林さんが彼女を救ってくれるさ」
「そうですね、私もそう思います」

隆泰はその場から立ち上がり、大きく伸びをする

「さて、と俺は店に戻るよ。まだ仕事が残ってるしね」
「分かりました、後はお任せください」

隆泰はぶらついた歩き方で外にでる
一方、夕子は一人その場にたたずんでいた

「迷える子羊が今日、救われたことに…感謝します…」
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# by meruchan0214 | 2006-03-26 00:26 | 妖の調べ

5、信じるモノ

私の前に現れた女の人、攻撃を簡単に避け、今私の動きを封じた
どんなに力を加えようが私に絡みついた蔦は取れない

私は私以外にこういった力を持つ存在が居たことに少し安堵を覚えていた

「殺すなら、殺しなさいよ…」

私は死ぬことで今の自分がどんなに楽になるか、それは私自身一番良く分かっている
だけど、自分自身ではどんなことをしても自分を殺すことはできなかった
無様に生きているしかなかった、でも、今目の前には私を倒す事ができる人が居る
早く死んで楽になりたかったのだ

「悲しい顔しているわね」

私の顔を見て、つぶやく

「あなた、本当は心の優しい人なのね」

私は女の人の言葉がすぐには理解できなかった
止めを刺してくれるのかと思っていたのだが、逆にこちらを哀れむような顔で見ているのだ

「別に私は…悲しくなんか…」

嘘だった、本当はとても悲しくて寂しくて今すぐにも泣き出しそうなくらいだった
でも、今日までこんなことを分かってくれる人なんかいなかったし
分かってくれる人が居るなんて思ってもみなかった

「あなたとは、いまここで少し触れ合っただけだけど、分かるの」

私の心を見透かされている、そんな感じだった
女の人は私に絡みついていた蔦を解き放つと、不用意に私に近づいてくる

「私と一緒に行こう?」
「!」

衝撃だった、到底信じられないことだ、
何でこの人は私に優しくしようとするのかが分からなかった
もしかしたら、私を騙そうとしているのかもしれない

「安心して、大丈夫だから。私を信じて」

彼女は私の手に触れてくる、暖かい手、人のぬくもりがある
でも私の手は既にぬくもりなんて存在しない
ただ、血液の通っていない冷たい手があるだけである

「ね、あなたも寂しかったのでしょ?生まれたばかりなんだからしょうがないよね」

私はこの時既に泣いていたのかもしれない、涙が枯れ果てているから分からなかったけれど
騙されても良い、信じてみよう、そう思い始めていた

「ありがとう、私を信じてくれて」

私はまだ返答をしていない、けれど私の気持ちは伝わったらしい
しかし、改めて自分の手を見てみると気づかぬうちに彼女の手を握り返していた

「私の名前は木陰 林、あなたの名前は?」
「私…何も覚えてないんです、記憶も全て…ないんです…」

彼女は少し驚いた表情をするが、すぐに真面目な表情に戻っていた

「そうか、元人間…か、だったらしょうがないよね、急にこんなことになったら誰だって訳が分からなくなるよね」

彼女の言っている意味が分からなかった、私と同じではないのか
一瞬、また孤独という言葉が脳裏に浮かぶ

「とりあえず、貴方には一から教える必要があるみたいね」
「あの…、どうするのですか?」
「まずは私の家に行きましょう、こんなところじゃあゆっくり休めないでしょ」

私は彼女の言うとおりにすることにした、騙されても後悔はしない
たとえ、また一人になっても同じような人間が分かった
孤独は寂しいけれど、自分だけじゃないと思えるだけでも大分気が楽になった

「じゃあ、行こうか?」

彼女は私の手を引いてくれた

私の心の中で少し何かが解け始めているのを感じる

夢なら覚めてほしくない

現実であってほしい

一人には戻りたくない

そう思えてきたのだった
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# by meruchan0214 | 2006-03-25 23:55 | 妖の調べ

4、出会い

「ここが例の場所ね…」

今、私はとある廃工場にやってきていた
どうやらここに妖が出没するらしいからだ

「さて、さっさと終わらせてしまいましょうかね」

私は廃工場へと入っていった

数時間前…

「というわけで、林さんに頼みたいのですよ」
「廃工場の妖ねえ…」
「本当は、俺が行けたら良かったのですが、別口で依頼があるもので…」

月に4~5回、こういう依頼がやってくる
妖を倒す妖…
同族の殺し合いと言ってしまえばそれまでだが、
毒をもって毒を制す、それが私達の考え方である

「分かったわ、今日中に片をつけるから」

私は隆泰君の依頼を受けることにした
人間にも妖にも言えることであるけれども、誰もが良い人であるはずもないし
悪い人であるはずもない。
私はただ私にとって大事な人達を守りたい、それだけである

今回の件も事例を聞く限りでは
人間がちょっかいを出さなければ特に問題ないはずだったと思う
人間には人間の妖には妖の立場というものがある

それをお互いに侵したときにこういったイザコザが起きるのだ
無干渉が一番いいのだが、そうもいってはいられない

「それじゃあ、お願いします。報酬はいつものようにやっておくんで」
「分かったわ、連絡先はいつものところで?」
「はい、誰かしら待機しているので、大丈夫ですよ」

隆泰君は私に頭を下げると、音も無く立ち去る
人間の同業者は非常に珍しいがこういった関係も面白い

「さて、準備してさっさと終わらせようっと」

少し気分の高揚している私はワクワクしながら準備を始めた

そして、現在この廃工場にやってきている

「気配はする…隠れているのかしら…?」

私は周囲に警戒しながら奥へと進んでいく

「今のうちに撒いておいたほうがいいか…」

私は植物の種を辺りに撒き散らす
これが室内で戦う時の私の切り札になりうるからだ

「これで良し、と後は仕掛けてくるのを待つだけかな」

私は妖が現れるのを待つことにした、
自分から探してもいいのだが、ここは敵の領地内
下手に動いて罠にかかるよりも、自分の領域に誘い込んだほうが戦いやすいからだ

少しすると空気の流れが変わる

「きたかな」

殺気とは違うが明らかにこちらの様子を伺っている

「出てって…さもないと、ケガをすることになります」

少女の声が工場内に響く

憑依神…にしては若すぎる声
単純にここを根城にしている、妖なのか
だったら、今まで噂にならなかったのがおかしい
という事は結論は一つ、新しい妖…生まれたばかりの妖なのだ

「残念だけど、そういうわけにはいかないのよ」
「そんな事言う人は今まで何人もきたわ、けれど誰も私を止められないのよ」

彼女の言動はどことなく悲しみを含んでいる
こうすることが苦肉の策であるかのようである

「私をここから出したいのなら、力ずくでやってみたら?」
「…そうですか…、仕方ありません…」

一瞬、気配が消えたかと思うと、それが大きな私への敵意となった

ガッ!!

ズザザザザ!!

私は彼女の拳を防御する、人間とは思えぬその力は私の体を何メートルも引きずる

「!!」

彼女の動きが一瞬止まった、それは明らかに驚いているという表現であった

「なかなかやるわね、でも私はこの程度じゃ倒せないわよ」
「少し甘く見すぎていたようですね…、次は本気でいきます」

ヒュン!!

さっきよりも素早い動き
訓練のしていない者だったら、目で追うことすらできないだろう
だけど、私はこれくらいの速さだったら何度も体験している

ドガッ!!

「まだまだ、甘いわね」

私は植物の盾を作り彼女の拳を止める

「そして、これで終わりよ」

合図を送ると、さっき撒いた種が一瞬で成長し蔦を伸ばし、彼女を絡め取る

彼女は必死にもがいてはいるが、蔦を外すことはできない
少しすると諦めたように、力を抜く
しかし、少女は少し安心したそんな顔付きであった
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# by meruchan0214 | 2006-03-25 11:08 | 妖の調べ

3,悪夢という現実

あれから何日が過ぎたか分からない
分かったことは、あの事が夢でなかったと言うこと

自分の心臓は止まっているし、傷も消えない、その上、腹部は部分的に腐食しているのだ

「もうやだよ…なんで、私がこんなことに…」

私はあての無いまま、街を彷徨う
途中何度か声をかけられたりもした
けれど、自分が人間ではない、もう死んでいる
そんなことを他人に言えるはずもなく、ただひたすらに断っていた

ポツ・・・ポツ・・・

不意に体が濡れる感触がする、雨が降ってきたみたいだ

「どうしよう…とりあえず、どこか雨宿りでも…」

お金も身分証もない現在、彼女はどこか雨を凌げる場所を探した

バシャバシャバシャ

少女は激しくなる雨の中を走り回る
そのうちにもう使われていなさそうな工場を見つける

「大丈夫かな…、でもこの辺に人が居なさそうな所はなさそうだし…」

恐る恐る少女は工場の扉を開ける
鍵はかかっておらず、その扉は軋む音をあげならゆっくりと開く

中はずっと手付かずのせいか埃が溜まっている

「誰も居ないみたい…」

人と関わることを極端に恐れた彼女は誰も居ないことに自分でも少し安心した
しかし、これから自分はどうすればいいのか、全く分からないままである
不安になる自分から離れる為に彼女は暗がりに身を潜め目をつぶる

「とりあえず、寝よう。寝ている間はこんな苦しいこと考えなくていい」

現実逃避でしかないことは分かっている
目を覚ませばまた悩まなくちゃいけないことも分かってる
でも、それでも少しだけでも今の現実から目を逸らしたかった
たとえそれが目覚めることのないものであっても

・・・・・・

ガタン

物音に驚き少女は目を覚ました

「マジかよ、もうここ使われてないんだろ?」
「だからいいんじゃねーか、誰も来なくてよ」
「まっ、それもそうだな」

どうやら、誰かがこの工場に入ってきたらしい
会話を聞く限りでは、3~4人の男の人達、ここの工場の人ではないようだ

「ん?」
「どうした?」
「足跡がある」
「まさか、今まで無人だったんだろ」
「もしかしたら、俺達以外にここに目を付けた奴がいるのかもな」
「そうだとしたら、お帰りいただくってことでさ」

きっと、入ってきた人は私の足跡を見つけたのだろう
見つかるのは時間の問題
私はどうすればいいのか分からず頭がグルグルと混乱してくる

ダン!!

焦ったせいか、近くにあった鉄板を思いっきり蹴飛ばしてしまった

「おい、そこに誰か居るぞ!!」

気づかれた私は咄嗟に逃げようと体を乗り出す

「おや、こんなところで女の子が何をしてるのかな~?」
「もしかして、家出でもしちゃった~?」

男達に囲まれて私は逃げれそうにない状況へと追い込まれる
とにかく逃げ出したかった、けれどこの男の人たちはそれをさせてくれそうにもない
見るからに軽そうな男達、いわゆる不良と呼ばれている人達だ

「ねぇ~、俺達と遊ばない?」
「一人でこんなところに居るよりも面白いぜ」

体に身震いが走る、自分の体が嫌だと言っている
多分、生きていた時であっても彼らにはこう言っていただろう

「嫌です」

私はきっぱりと言った
確かに逃げ出したい気持ちはあるが、それよりも彼らの態度が気に入らなかった

「な、なんだとう・・・?」

男達の顔付きがみるみる変わっていくのが分かる

「この女!!」

男の一人が私の腕を掴みにかかる
その時、自分の中で何かが変わった感じがした
私が見ると彼らの動きが異常に遅いのだ
まるで、ビデオのスローモーションを見ているかのような速度だった

私は男の手を払いのけると、ちょんと頭を押してやる
すると、男はオーバーなくらい後ろに吹っ飛んでいった

「え、え!?」

男達は驚いたが、もっと驚いたのは私だった
自分は軽く押したつもりだった、だが現に男は飛んでいったのだ

「こいつ!!」

私が驚いている隙にもう一人が私の服を掴んだ

「嫌、離して!!」

私は男との距離を取るように腕を剥がした

ビリビリビリ!!

腕は剥がしたものの、服まで一緒に破けてしまう
だが、服が破けたことにより、事態は急変することになった

「ひっ…、こいつ・・・腹が腐ってやがる!!」

私はハッっとする、ちょうど破れた服の間から腐食した部分が覗いているのだ

「ば、バケモンだ!!」

男達は蜘蛛の子を散らしたように逃げていく、
私が吹っ飛ばした男も後を追うように逃げていく

残ったのは呆然と立ち尽くす私だけだった

「そっか、やっぱり私バケモノだよね…」

自分が人間外だということを、再認識してしまった
生きているはずのない存在

少女はすでに涙がでない体になってしまっても、泣いた
1日中泣いた

だが、雨は彼女の心を決して流すことはなく
ただ、ただ振り続けているだけだった…
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# by meruchan0214 | 2006-03-22 15:58 | 妖の調べ

2、表の顔と裏の顔

「ありがとうございました~」
今日、最後のお客様が帰っていく

「う~ん、今日も良く働きました!!」

私はいそいそとお店の片づけを始める
もう何年になるだろうか、すっかり花屋の店長が板についた私は慣れた手付きで片付ける

「これが終わったら皆に御飯をあげないと」

皆というのは私のお店の敷地内に生えているの兄弟達である
桜や杉など様々ではあるが、どれも私にとってかけがえの無い兄弟だ
私は自由に動けるけれども、兄弟は精霊になるまで至っていない、
だから、私が彼らの面倒を見ているというわけだ

「みんな、お腹を空かせてるだろうけど、もうちょっと待っててね」

私は兄弟に向かって話しかける、きっと傍目からすれば独り言を言っているようにしか見えないだろう、でも木々はちゃんと私に答えてくれる、それだけでも私は嬉しかった

ピンポ~ン

お店側のチャイムが鳴る
今日は既に店仕舞いの後ではあるが、売った花に不都合でもあったのかもしれない、
そう思った私はお店の扉を開ける

「あ、やっぱりこっちだったか。」
お店に来ていたのは、すぐ近所の喫茶店の店長 平林 隆泰さん
よくうちのお店に来てくださっている常連さんだった

「木陰さんの家まで行ったけど、まだ終わってなかったぽかったからさ」
「ええ、でも後は御飯を皆にあげるだけですので」
「そっか、じゃあそれが終わってからでいいや」
「あ、それでは鍵をお渡しするので先に家で待ってもらっていても構いませんよ、きっと妖の事についてですよね?」

彼は腕を組んで少し悩むが、すぐパッと表情を明るくする

「オーケー、先に行って待ってるよ」
「分かりました、ではこれが家の鍵です」
「さんきゅ、それじゃまた後で」

彼はいそいそとお店を出て行く、何か思いついたことでもあるのだろうか
とにかく、私はお腹を空かせている兄弟達に御飯をあげにいった
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# by meruchan0214 | 2006-03-22 02:06 | 妖の調べ

1.目覚めれば孤独

深い深い森の奥、夜という闇のカーテンに覆われ辺りには獣の気配すら感じさせない

「う、ううん・・・」

そんな森の中で目覚める少女
自分が何故こんなところに居るのか、分かるはずも無い

「私・・・なんでこんなところに・・・?」

少女はゆっくりと体を起こす
そして、少しずつ自分の記憶を辿っていく

『君・・・、ぼ・・・の人・・・・・・なる・・・だ・・・』
おぼろげながらも思い出していく少女

「私…あの時、誰かに刺されて…、でも私、生きてるよね…?」
もしかしたら、夢だったのかもしれない
仮に本当のことだったとして胸を刺されていて生きているはずが無い
そう思い彼女は刺された部分に手を当ててみる

「・・・!!」

胸に触れた彼女は,身も凍るような思いになる
自分の胸に大きな刺し傷が残っている、それも自分の記憶に残っている傷と同じ場所だ

「嘘…嘘だよね…」

彼女は恐ろしくなり、自分の心臓の音を確認する

・・・・・・・・・・

動いてない

「夢だよね・・・夢じゃなきゃ・・・こんな非現実的なことなんて・・・」

今度は自分の体をつねってみる、夢なら痛くない、これは夢なんだと思い込もうとする少女

確かにつねってみても痛みは感じない、あるのは自分の体をつねっていると言う感覚のみ

「痛くない、だからこれは夢なんだよね!?そうじゃなきゃ、こんなこと…信じられないよ…」

恐怖に襲われる自分を必死に言い聞かせる
夢だと思う以外に彼女は自分の精神を保てそうになかったのだ

「きっと、眠れば…そう朝がくればきっと…」

少女は淡い期待を胸にその場でゆっくりと目を閉じる…
人間であったころの自分を夢に見ながら…

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# by meruchan0214 | 2006-03-22 01:33 | 妖の調べ

~妖(あやかし)の調べ~登場人物の紹介と概要

小説「妖の調べ」の登場人物です

 
節田 陽子(ふしだ ようこ) ♀ 年齢 生前17歳

明朗活発な女の子で物語の主人公
とある事件がきっかけで死んでしまうがゾンビとして蘇る。
ゾンビと言っても、某ゲームに出てくるような感じではないが、胸に大きな傷と腹部の一部が腐食している。
ゾンビになった時のショックか分からないが殺される寸前の記憶しか残っておらず、節田陽子という名前も偽名である
特殊能力は異常なまでの再生能力と強酸性の液体攻撃
また、一部の感覚以外は全て欠落している(触覚、味覚は残っているらしい)
妖と言われる存在の中では生まれたてなので弱い部類に属するが、
感情の高ぶりによって、戦闘能力が大きく左右する

木陰 林(こかげ りん) ♀ 年齢 500歳以上?(見た目は20代半ば)

街でフラワーショップを営む心優しい女性で陽子のパートナーでもある
その正体は店のすぐ裏手にある桜の大木の精霊である。
江戸時代以前からずっとこの街を見守ってきており、妖の中でも高い実力を持つ
特殊能力は植物を自在に操る力であり、少しでも植物があるところなら
その能力を存分に発揮することが出来る
また、彼女は火や水、雷などの自然に起こる現象で傷つくことは無いが
銀以外の金属物や科学の産物に極端に弱く、触れているだけでもダメージを負ってしまう

平林 隆泰(ひらばやし たかやす) ♂ 年齢 24歳

喫茶店のマスターを若くして務める男の人
人間ではあるが、その実力は妖に勝るとも劣らないと言われている
それ故か分からないが彼の喫茶店には多くの妖が集まる
そのせいもあってか、表向きは喫茶店という反面情報屋という裏の側面も合わせもつ
彼は陰陽術を覚えており、特に式神を使った術を得意とする
噂によるとここで働く人たちは皆妖と互角以上に戦う為に組織された集団であるらしいが
その真偽は一切不明である

真宮 夕子(まみや ゆうこ) ♀ 年齢 18歳

隆泰の喫茶店で働く女の子
人間ではないらしいが、その正体は現在は不明
非常におっとりとした性格だが以外に芯が強くしっかり者である
基本的に隆泰の命令で動くが、独断で行動することもしばしば
6歳下の妹がおり、名前を朝子という
2人姉妹で両親などはいないが、家庭は上手くいっているらしい
しかし、この二人の血が実は繋がっていないことはほとんどの人が知らないことである

春崎 加奈(はるざき かな) ♀ 年齢 17歳

陽子が通う高校の同級生、大人しい性格でやや内気な面がある
大人しい性格とは裏腹にホラーやスプラッター系のお話は大好きである
正真正銘の人間であり、裏の世界については全く知らない
だが、伝承や神話なども好きなのでそういった知識は非常に豊富である
ちなみに頭が良く校内トップクラスの学力の良さである


麻生 恵(あそう めぐみ) ♀ 年齢 22歳

喫茶店、リトルガーデンのフロアマネージャーを担当する
隆泰とはここと同期で働き始め、腕も互角で互いに良きライバルでもある
それだけに、隆泰とのコンビを組んだ時の実力は高く、
この近隣の妖には非常に恐れられている、もちろん一人の戦闘力は高い
隆泰との恋人説がまことしやかに流れているが、真実は不明である

以下、登場していくにつれて少しずつ追加していきます
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# by meruchan0214 | 2006-03-21 15:18 | 妖の調べ登場人物

紹介とか、追加事項とかです

というわけでして、小説専門のブログを開設してみました、
暇な時に更新になるので適当な時にでも覗いていただくと更新されてるかも?

文体の間違いとかあるかもしれませんが…
そこらへんはお気にせずに(´ω`)

それでは、気長にやっていこうと思いますので
よろしくお願いします

もしよろしければ、感想とか書いて頂けたらありがたいと思います
自分かなりヘタレですが(´・ω・`)
少しずつ更新していきますのでよろしくお願いいたします

追記

最近特に重いので表示されるまで時間かかるかもしれませんが
気長にお待ちください(´・ω・`)

採点していただけたら、個人的に嬉しいです

採点ボタンは妖の調べ、リトルガーデン、カナシミノウタの1話
夢の続きにあります
辛口でも何でもOKなので気が向いたら採点してくださいませ(´ω`)

更新履歴

短編小説あの日の思い出 5話 追加
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# by meruchan0214 | 2006-03-21 14:48 | 読むにあたって