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二人が出会ったとき5

仕事が終わった後もしばしば会うようになった二人
お互い友人として、時には仕事の仲間として一緒になっていた

いつものように、喫茶店で話す二人
ここで語り合うのも日課となりつつあった

「だあー、勝てない!!」
「ふふ、これで私の50連勝ですね」

喫茶店の片隅でチェスを広げて勝負している
千尋はずっと千里に勝負を挑んではいるものの
一向に勝てる気配がない

「やっぱり、天才には勝てる気はしないよ」
「これでも最初の頃よりはずっと考えてますよ」

ここしばらく付き合っていて彼女は以前よりもずっと笑うようになった
丸くなったというべきなのだろうか、淡々と話す辺りは変わらないが
人当たりがとてもよくなっていた

「千里さんって、最近丸くなったとか言われない?」
「ええ、よく言われますけど、そんなに変わってますか?」

自分では自覚はないのはしょうがないことではある
しかし、その変貌ぶりは千尋のみならず、数多くの男性を魅了していた
お陰で千尋はよく晒し上げにされることもしばしばあった

『ま、ある意味これも役得だよな』

いくら丸くなったとはいえ、ここまで親しくしているのは恐らく千尋くらいだろう
他の男ならば、喫茶店へ誘っても断られるのがオチである

「そういえばさ、千里さんって人気あるけど」
「最近、そうみたいですね」
「誰かと付き合ったりはしてるの?」
「そんな、居ませんよ、まだ」

あっさりと返答する千里、だが何か照れているみたいだった
少しうつむき、赤くなっているのを隠す千里はどこかかわいかった

「そ、そういう千尋さんこそ付き合っている女性はいらっしゃらないのですか?」
「俺は~、そういうのはあんまり考えたことないから」

自分が恥ずかしいのを隠すかのように千尋へと話題を振る
千尋は考えたことはないというのは嘘であった
今は友人として千里と話しているが、これが恋人同士だったらと思ったことは何度もある

「そ、そうですか」
「うん、そうなんだ」

シーン

二人の会話が止まってしまう
しばらく、二人ともただ黙って見つめ合っていた

「あ、あ、私、一旦家の方に戻らないといけないので」
「あ、ああ、そうなんだ」
「それでは、失礼します」

千里はなにやら慌てた様子で店の外へと出て行ってしまった

「あ、伝票おいたまま、たまには俺が払わないとバチが当たるよな」

いつも千里が自分から奢っていたが
今日は忘れたのか、払わずに行ってしまった
完璧主義者の千里らしからぬミスである

「はぁ、どうしたもんかね・・・」

千尋は千里に惹かれている、それを隠して友人として付き合うのも大変だった
告白したいと思ったことは何度もあるけれど、今の関係が壊れるのをそれ以上に恐れた

「神のみぞしるってところか」

千尋は喫茶店の会計を済ませ外に出て行った

それから、数週間後のこと・・・

ピンポーン

千尋のアパートに鳴り響くチャイム

「はいはい、今開けますよ」

千尋は扉に手をかけ開ける

ガチャ

扉が開くとそこには千里が立っていた
その顔は今までになく寂しい表情で今にも泣きそうであった

「ごめんなさい、千尋さん」

やってきた千里の第一声は謝ることであった
何がなんだか分からないが、とにかく申し訳なさそうに頭を下げた

「あなたしか、頼れる人が思いつかなくて・・・」
「えっと、話が読めないんだけど・・・、ま、まあ、汚いところだけど上がって」

とにかく千尋は千里を中へと上げる
いつものような元気がない千里は力なく千尋のなすがままに従う

「で、何がどうなのか、順を追って話してもらえる?」
「え、ええ、ごめんなさい、少し取り乱してて・・・」

普段の彼女ならありえなかった
千尋からみれば、彼女が取り乱すことなど何一つないと思っていたのだ
千尋はとりあえずお茶を出して、話を聞く体勢に入った

「私、今日家を飛び出してきたんです・・・」
「ブッ!!」

急に家を飛び出したと言われて、口に含んだお茶を吐き出してしまった

「ゴホッ、ゴホッ、家を飛び出してきたって・・・」
「親が決めた人と婚約するのが嫌だったから」
「嫌だけで、飛び出せるものなのか」

千尋は変なところで感心してしまう
だが、千里の表情はいたって真面目である

「私だって結婚するのでしたら、自分が好きになった人と結婚したいんです」
「なるほどね・・・、でも、そんなことして大丈夫なの?」
「自分が好きでもない人と結婚するくらいなら・・・」

それから先は口をつぐんでしまう千里
千尋はそれから先何が言いたかったのか少し気になった

「するくらいなら・・・で、それから先も何か言いたげだったけど・・・?」
「するくらいなら・・・す、す・・・人・・・と・・・」

何か赤くなっているようで、言葉になっていない
千里は言うのが恥ずかしいようだった
顔を下に向けて、顔を真っ赤にしている

「私が・・・好き・・・・・・なのは・・・千尋さん・・・・・・だから・・・」

言葉を途切れさせながらも告白する千里
千尋は嘘じゃないかと一瞬耳を疑った

「えーと・・・だね・・・」

嬉しいことであるが、いまいち言葉に詰まる千尋
なんて言えばいいのか、言葉が見つからなかった

「まあ、俺としても嬉しい限り・・・だけど・・・本当に?」
「はい、だからこうして会いにきたのです」

千尋は嬉しかった、彼女の事情がどうであれ好きな人に告白されたのだ
桐原とかそういった、家名は関係ない個人として彼女が好きなのだったからだ

「でも、俺がもし千里さんの事が好きじゃなかったらどうしてたのさ?」
「えっと・・・、怒らないでくれますか・・・?」

千尋はそれに対して頷くしかなった

「千尋さんが私の事を思ってくださっていたは気づいてました・・・」
「え・・・」
「本当は千尋さんから告白してくださるのを待つつもりで・・・」
「計算のうちってやつね・・・」
「はい・・・ごめんなさい」

一瞬、体の力が抜けた気がする、その上自分が思っていたことは今までなんだったのだと思う
告白できる勇気もない自分も自分であったが、黙っている千里も千里であった

「ま、いっか、結局はね・・・」
「はい、結局は・・・」

お互いは乾いた笑いをするしかなかった
だけれど、これはまだ彼らの始まりでしかなかった

二人が出会ったのはこれが始まり
全てはこれから進んでいくのである
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by meruchan0214 | 2006-09-05 23:37 | 短編小説

二人が出会ったとき4

千尋と千里が出会って、仕事を始めた
それはもう既に終わりのときが近づきつつあった

「まあ、こんなものかなあ・・・」

千尋はまとめられた資料に目を通して、独り言を呟く
千尋が仕入れた情報を千里がまとめ書類にする

「何か、あっという間だったよなあ」

手に持った資料をトントンと一つにまとめる
たった一週間とはいえ、千里と一緒に仕事したことは凄く楽しく新鮮だった

「ま、しょうがないか」

少し名残惜しい気もするが、仕事が終わってしまえば関わる必要もない

「さて、約束の喫茶店に行くか」

千尋は千里との最後の打ち合わせの為に喫茶店へとむかった

「お待ちしてました、千尋さん」

いつもながらキチンと時間前には喫茶店に居る千里
その表情はいつもと少し違い暗い感じがした

「後はこれを提出するだけだな」
「そうですね・・・」

いつもと違う彼女、それはどこか儚く見える

「千里さん、どうしかしましたか?」

明らかに表情に見えて暗い彼女を心配して千尋が訪ねる

「これで仕事が終わりだと思いますと・・・」
「どうして?」
「いえ、こんなことは今まで無かったことですから、楽しくて・・・」
「ああ、なるほどね」

千里は自分の家が窮屈だと思っている
家に縛られる必要もないこれが千里にとってはとても楽しかったこと
仕事が終わったらまた窮屈な日々に戻らないといけないのだ

「千尋さんはずっとこのようなことを?」
「まあ、ね、生活がかかってるし」
「私、千尋さんがうらやましいです」

千尋から見れば千里がうらやましいように見える
だが、千里から見えれば千尋がうらやましいように見える

「そうかな、貧乏だし生活大変だし」
「それでも私のように敷かれたレールを走るよりは・・・」

今までにはない感情を表に出す千里
こんな表情をするのは一週間付き合って初めて見せることだった

「ま、まあ、俺で良かったら相談にのるからさ」
「相談・・・ですか・・・」
「そ、これが終わっても俺達が知り合ったってことはなくならないだろ」
「そう・・・ですね、ありがとうございます」

少し千里に明るさが戻ってくる
知り合ったと言うことは無駄ではない、そう思っただけでも少しは違う

「もう俺と千里さんは友人だろ」
「友人・・・」

千尋の本心は友人と言う関係だけでは済ませたくはなかった
しかし、お互いの為にそれだけは言うまいと千尋は思っていた

「な、な、だから元気出して」
「友人、なんだか良い響きですね」

だいぶ元気が戻ってきたようだ

「これからも、時々こうして会ってくださいますか?」
「そりゃもちろん、俺で良かったら」
「ありがとうございます」

千里はうれしそうに頭を下げる

「じゃあ、私これで一旦戻りますね、お会計は済ませておきますので」

千里は伝票をさっさと持っていくとレジを済ませて出て行ってしまう

「友人・・・か、まこれくらいは大丈夫だよな」

残った千尋は一人呟いた
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by meruchan0214 | 2006-08-29 23:03 | 短編小説

二人が出会ったとき3

コンビを組むことになった、千尋と千里は持ち前の能力を生かしてあっという間に仕事をこなしていった

「彼らは相手にしてくれるかしら・・・?」
「そこは俺に任せておいてくれ」

千尋が一歩前に突き出ると、情報を聞きたい男に軽く声をかけた

「や、聞きたいことがあるんだけどさ」
「ああ、何だお前!?」

もちろん面識のない人間に馴れ馴れしく声をかけられていい顔をする人間はいない

「まあまあ、そんなことは言わないでさ」

すると千尋の周りから何か散布されている
目に見えるわけでもないし、においも得にするわけでもない
だが、徐々に男の表情が変わっていく

「そうだよな、俺とお前の仲だしな」

あっという間に態度が変わる男
千尋は千里に向かってグッと親指を立てた

情報をある程度まとめ終わった二人は近くの喫茶店に入る

「正直、ここまでやる方だとは思っていませんでした」
「まあ、これでも何度もこういう仕事はしてるし、慣れたもんだよ」
「それじゃあ、私はこれをまとめますね」
「ああ、よろしく頼むよ」

この数日、千尋は千里と付き合っていて楽しかった
常にクールで冷たいように思える彼女だったが
いざ実際付き合ってみると、クールなのは変わらないものの冷たい人間ではないことは分かった
ただ、淡々として冷たいように見えるのは彼女自身があまり人付き合いがなかったという事と
物事をあっという間に理解してしまう彼女がより冷たいように見えてしまうのだ

「それじゃあ、私はこれで失礼します、お会計は私が払っておきますね」
「あ・・・」

千尋に払うチャンスをまったく見せ付けずにあっという間に会計を済ませてしまう

「少しくらいいいところ見せさせてくれてもいいじゃないか・・・」

千尋はハァとため息をついた

「千尋さんのお陰で早くまとまりそうですね」

千里も千尋と一緒に仕事をするのが楽しかった
親に敷かれたレールを歩くのではなく、自分の考えで行動できる
自分の能力を生かせるのが楽しかったのだ

「でも、これが終わったらまたいつもの日常・・・」

千里はこの自分で動ける時間がずっと続けばいいのにと思った
家にいると、次期理事長の話などで窮屈だった

「遅らせるわけにもいきませんしね、仕方がないわ」

そう自分自身に言い聞かせていた



「おい、千尋最近あの桐原千里と一緒に居るけどお前何したんだ?」
「何したんだって、何もしてないよ」
「おいおい、偶然出会ったって言うのか、お前もやるねえ」

千尋の友人は千尋の裏の仕事の事など知ることはない
故に千里と出会った経緯も知るはずもない

「まあ、彼女はただの友達だよ」

今の千尋にはこれくらいしか言うことができない
千里が彼女だったら、家柄、容姿などともに申し分ないが
自分からみたら雲の上の存在の彼女、高嶺の花だと分かっている

「ま、しっかりやれよ、親友」

友人は千尋の肩を叩いて外に出て行く

「さて、こっちもさっさと終わらせるかな・・・」

千尋は依頼された内容を片付けるべく
最後の仕上げに取り掛かっていた
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by meruchan0214 | 2006-08-27 23:01 | 短編小説

二人が出会ったとき2

喫茶店へとやってきた千尋

カラーンコローン

「いらっしゃいませー」

中に入ると、ウェイトレスが案内へとやってきた

「沖原千尋様ですね、組織の方から連絡が入ってます」

ウェイトレスはぼそっと千尋に耳打ちをする

「では、席にご案内いたしますね」

組織の回し者と思われるウェイトレスに席まで案内される
そこには、先ほどぶつかった女性が座って待っていた

「あら、貴方は先ほどの・・・」
「ああ、さっきはどうも」

千尋は女性の対面の席に座る

「こちら、現状の資料になりますのでご参考にくださいませ」

ウェイトレスは封筒を二人に渡す
そこには今回の仕事内容について事細かに書いてあった

「少し、失礼します」

女性は資料を封筒から取り出すとパラパラと簡単にめくり、すぐに封筒へ戻す

「へ、もう読んだの?」
「はい、見れば分かりますから」

千尋はまだ1枚目を読んでいる途中であった

「自己紹介がまだでしたね、私の名前は桐原 千里と申します」
「あ、俺は沖原千尋、よろしく」
「よろしくお願いいたします」

千尋は呆気にとられながらも、自分の名前を言う

「桐原さんは、天才タイプなのね・・・」
「ええ、それよりも桐原という苗字で呼ぶのはやめていただけますか?」
「へっ?まあ、いいけど・・・じゃあ、千里さんでいいかな?」
「はい、私も千尋さんと呼ばせていただきますね」
「あ、ああ」

淡々と物事を進めていく様は冷たい感じをあたえるが
所々に苗字で呼ばれるのを嫌がるなど妙な人間味がある

「ま、これなら一週間で終わりそうだね」
「私は計算や推測などはできますが、現場はできませんよ」
「ああ、そっちは俺の専門だから、任せてくれよ」

依頼とはいえ、桐雨会のご令嬢と一緒に行動することになった
興味がある反面、彼女にもしものことがあったら大変である

「先ほどから、私の事気にしていらっしゃるみたいですが、どうかしましたか?」
「あ、いや、霧雨会のご令嬢にもしものことがあったらなあって・・・」
「霧雨会の事はどうでもいいことです、私の力を信用してください」

確かに千里の言うことはその通りかもしれない
今回の仕事は千里の力が雇われているのだ、霧雨会だからではない

「千里さんってもしかして、自分の家が嫌い?」
「嫌いです」

はっきりと答える千里、よほど自分の家柄というものが嫌いなのだろう
千尋もその辺りを汲むことにした

「そっか、それじゃ気にしないでおくよ、これからよろしく千里さん」
「よろしくお願いいたします」

こうして、千尋と千里のコンビが初めて結成されたのだった
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by meruchan0214 | 2006-08-25 23:01 | 短編小説

二人が出会ったとき1

「ふあぁぁぁぁ・・・」

大きなあくびをつく千尋
受けなければならない授業とはいえ分かっている事を習うのは退屈だ

「ま、単位取らないと卒業できないしな」

キーンコーンカーンコーン

講義の終了の鐘がなる
退屈な時間が終わると、千尋はさっさと教室から退散する

ドンッ!!

「きゃっ!!」

教室をでると不意に誰かとぶつかった

「あ、すまない大丈夫?」

慌てて謝る千尋、そしてぶつかった人に手を差し伸べた

「いえ、こちらこそあなたが出てくる事を予想してなかったので」

淡々とした口調で物事を話す女性
クールというべきなのだろうか、冷たい表情を与えるがそれが何とも言えず綺麗だった

『こんな子いたっけ・・・?』

心の中で思う千尋、だが彼女を何処かで見た事があった

「いや、こっちこそ前を良く確認してなかったからさ、悪かったね」
「ありがとうございます、では失礼します」

彼女は軽くお礼だけ言うとさっさと行ってしまった

「あ、そうだ、彼女は桐雨会理事長の娘だ・・・」

霧雨会(きりうかい)医学を志すものなら知らぬものは居ないとされているほどの大きな医療団体である
日本全国に支部を持ち、発言力は莫大である

「ここに入ったってのは知ってたけど、実際で見るとすっごい綺麗だったな・・・」

優秀ではあったものの貧乏学生であった千尋にとって、霧雨会の人間は雲の上の存在だ

「ま、環境が違うってか・・・」

自分に言い聞かせながらのんびりと歩く

プルルルルルル プルルルルルル

そのとき、千尋の携帯が鳴り響いた

「誰だ・・・、ってここか・・・」

千尋は人間にはない特殊能力を持っていた
正確には能力というよりは病気の一種であるらしい

だが、これは超常現象とも言えることを引き起こす病気

千尋は自分の体を媒介にし己自身をバイオプラントとすることで様々な物質を作り出せる
アドレナリンなど体内細胞を活性化させるもの
トリカブトみたいな死に至らしめる猛毒
どんな傷でもたちどころに直してしまう魔法の水など
使い方は様々である

この能力を使い千尋はある組織に協力をしていた
アルバイトをするよりは非常に多くの金額が手に入る
危険はあるものの、見返りは非常に大きい

「今回はなんだろな・・・と」

千尋は携帯電話を取る

「もしもし、沖原千尋さんですね」
「ああ、今回の仕事は?」
「話が早くて助かります、ある妖が居るという場所の調査を行ってほしいのです」
「調査だけでいいんだな?」
「ええ、殲滅はこちらに任せてください」

いつ聞いても人間味がない口調
だが、この組織にはこれ以上の深入りは無用だと千尋は感じていた

「了解、それじゃ期日は?」
「一週間でお願いします」
「一週間、ちょっと難しいぞ、それは」

確かに一人でもやれないことはない、だが一人でやるとなればもっと時間が必要だ

「心配ありません、貴方と同じような方をもう一人こちらで話をつけてあります」
「そっか、それならいい」
「もう一人とは貴方の大学の傍の喫茶店で落ち合うよう話をつけてあります。それではこの件お願いいたします」

電話が切れ、千尋は携帯をポケットにしまう

「うし、じゃあやるとしますか・・・」

千尋はまずもう一人がいるという喫茶店へと向かった
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by meruchan0214 | 2006-08-23 22:44 | 短編小説

二人が出会ったとき 登場人物

二人が出会ったとき 登場人物

沖原 千尋 (おきはら ちひろ) ♂ 20歳

この話の主人公、身体的強さ自体はそれほどでもないが、自らの体組織を操作する事により、フェロモンなどの様々な物質を精製、散布することが可能である
悪意を持って使うと、人間がショック死するような劇薬も作れるが、逆に人間を救う事もできる事も可能である
医学的にはこういう能力を病気として扱っているが真偽は不明である
性格は割りと自分勝手な性格だが、仲間は見捨てては置けない人

桐原 千里 (きりはら ちさと) ♀ 18歳

千尋の通う医大の後輩で千尋とはとある組織の依頼を通じて出会った
千里も千尋みたいに病気に侵されているが、身体的な変化などは無く、頭が非常に良くなるというものである
彼女自身、医療団体の理事長の娘で次期理事長の道が確約されている
しかし、彼女自身は桐原という名前が好きではなく、一人の医師を目指し勉強している
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by meruchan0214 | 2006-08-22 20:19 | 短編小説