外伝10夜 時は過ぎて

※リトルガーデンの「過去の出来事1~3」が9と10の間にあります

あれから、時が過ぎ紅葉も店長もいなくなってしまった

「俺が店長って、どうすればいいんだ・・・」
「隆泰のやりたいようにするしかないんじゃ?」
「そんなことも言われてもさ」

店長の仕事が分からないわけではない
傍でずっと見ていたから、どうすればいいかは分かる
ただ急に店長と言われて、頭が混乱しているのだ

ピンポーン

店の開店前になるチャイムの音

「隆康君、恵ちゃん、居るかしら?」

やってきたのは美也子さんであった
なにやらいっぱい書類を抱えてやってきた

「はい、これあの人の使ってたもの」
「これ、全部ですか?」
「そうよ」

物凄く多いというわけではない、だがその一枚一枚にはレシピや店のことなど細かくメモがしてある

「貴方たちもこれどおりやるだけじゃなくて、これの発展させていかないとね」
「ありがとうございます、美也子さんはもうやらないんですか・・・?」
「ええ、子供のこともあるしね、お金はもう嫌というほど溜まってるし」
「それもそうかもしれませんね」

隆泰ですら既に何億と言う金額の貯金がある
店長と美也子の二人のお金は合わせたらかなりの金額になるだろう

「後は貴方達の時代なんだから、頑張ってね」
「すいません、美也子さん・・・」

隆泰は美也子に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになる
店長を殺してしまったのは自分の責任だと感じている

「いいのよ、それよりも頑張ってね」
「はいっ!!」

美也子はそれだけ言うと帰ってしまった
後に残ったのは隆泰と恵の二人

「とりあえず、やるだけやってみるか!!」
「そうだよ、私も手伝うからさ」

隆泰と恵は自分達のできることをやるしかない
二人を信じてくれた、店長や美也子の為にもやるしかない

「まずは新しい人員の確保からだな」
「うん、そうだね」

二人の店作りはまだ始まったばかり
リトルガーデンのお話はまだまだ続くのである
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by meruchan0214 | 2006-08-30 21:29 | リトルガーデン外伝


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