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2006年 12月 22日 ( 2 )

アーツの章 1輪 出陣

「マヤ、そろそろ行こう」
「ええ、いつでも準備はできていますよ」

アーツとマヤは出陣の準備をしていた
徐々に激しくなってきている魔族に対してこちらから討ってでるということだ

「アーツ、絶対に無理はしないでね」
「マヤこそ危険だったらすぐ逃げるんだぞ」

アーツは出撃する隊の隊長として、マヤはそれを援護する救護隊の一人としてここを出る
何時終わるかも分からない戦いになるだろう、だが後悔はしていない

「よし、行こうか」
「はい」

出陣の朝、タキルやハクガ達が見送りに来てくれていた

「よ、いよいよアーツも出陣か」
「タキル、ハクガ、君達のお陰で僕もここまで強くなれたよ」
「ライバルがいてこそ伸びるということもあるからな」

数ヶ月一緒に仕事をして既に掛け替えのない仲間になっていた

「俺たちも俺たちなりに魔族は追うから、アーツ負けるなよ!!」
「ああ、二人ともな」

アーツ、タキル、ハクガの三人はそれぞれ手を組んだ
お互いが負けないようにまた再び再開を信じているのだ

「アーツさん、頑張ってくださいね」
「助けがほしかったらいつでも呼んでね」

ルティやティリカも笑って見送ってくれる

「アーツさん、国を代表としてお願いします、必ず生きて帰ってきてください」
「もったいない言葉です」

王女として、アーツに言葉をかけるアーシャ
自分達には仲間がいる、それだけでもこの戦いに行く理由がある

「それでは、アーツ・ストリウグス、魔族討伐のために出撃します」

こうしてアーツは魔族を倒すために隊を率いて旅にでた
いつか平和をつかめる日を信じながら
by meruchan0214 | 2006-12-22 23:07 | 架空世界[フリトアネイス]

32陣 輝く 未来

リーシェの強さは圧倒的だ
VACGの強さは互角のはず、乗っている人間の格が違うのだ

「どうしたの、折角のVACGが泣いてるわよ」
「くっ・・・」

彼女の本心かは彼女にしか分からない
戦いたくはないはずだ、でも今の彼女は自分達の前に立ちはだかる最強の敵だ

ハイシェントの爪が空を切り、エレストリカのサイコブラスターも見切られる
ダリアのソルレオンの攻撃もダリアが完全に慣れてないせいか、リーシェに当たる事はない

「貴方達の力はこんなものではないでしょう、もっと本気でかかってきなさい!!」

リーシェの全てを狩る者が攻撃を仕掛けてくる、攻撃を避けても受けてもリーシェはその先を見据えていたかのように動く先に存在する

「リーシェ・・・、もしかして・・・」

ダリアはなんとなくであるがリーシェの意図に気づいたようである

「二人とも、周りは気にしないで思いっきりやりなさい」
「思いっきりって・・・、何で・・・」
「そうよ、街が壊れちゃう」
「そんなこと言っても、リーシェに壊されるのも同じでしょ」

確かにダリアの言うとおりだ、結局壊れてしまうのであれば自分で壊すのも変わらないのかもしれない
幸い、住民は全て避難は完了している

「分かった・・・」

竜哉は自分の精神を集中させる、体の奥から力が沸き上がるのを感じる
不思議と傍にダリアが居るせいかいつもよりも力が沸き出ている気がする

「お互い干渉している結果かな」

ダリアも同じ感覚のようである
棗も自分の精神力を最大限まで高めていた

「そうそう、そうこなくちゃ」

本気で戦う、街がとか言っている場合ではない
とにかくリーシェには負けられないのだ、例えリーシェも戦いを望んでいなかったとしても敵として立ちはだかる以上は負けられない
しかし、リーシェは本気を出したことに嬉しそうに微笑む

「まったく、世話のかかる子達なんだから・・・」

リーシェは微笑みながら呟くと、すぐに気を引き締めた表情になる

「メルが見つけてくれるまでは、この子達の力を引き出させてあげるか・・・」

リーシェは竜哉達のやっていることを全て理解していた
自分のためにやってくれているということも、自分がこういう形でしか竜哉達に修行をしてあげられないということも

「ナイーズ、レドン、メルをちゃんと援護してあげてね」

リーシェはそれだけ言うと、本気になった竜哉達と対面する

「さあ、楽しませて頂戴!!」

竜哉達とリーシェの本気の戦い
先ほどとは違う、もっと激しくまわりの被害も顧みない戦いだ

「うぉぉぉぉぉぉ!!」

激しい戦いはまだまだ終わりそうにもない
どれだけかかるかは分からない、決着は何時つくのだろうか
by meruchan0214 | 2006-12-22 22:49 | 竜の翼 ハイシェント